Works
吟遊人形師のジャザリーは、人形に命を吹き込む不思議な力を持っている。ジャザリーは、相方の人形のデーマとともに、各地を旅して回っては人形劇をして生計を立てていた。ジャザリーのギターラの演奏に合わせてデーマが語り、人形達がひとりでにいきいきと動く芝居は、大人にも子供にも大人気だった。
オスタルクの街で開催される年に一度の国際的なパフォーマンスフェスティバルで、ジャザリーはジャグラーのスタンに出会った。人形の動く秘密を知りたがるスタンに、最初は警戒していたものの、何度も人形劇の公演にやってきて言葉を交わす内に、ジャザリーは少しずつ心を開いていく。
そうしてスタンとともにフェスティバルを楽しんでいたが、会期が終わりに差し掛かると、ジャザリーの中で何かが狂い始め、人形達が動かなくなっていく。
公演ができなくなってしまうかと思ったその時...
人形達の原動力はなんだったのか?スタンとの出会いを経て、ジャザリーの中で何が変わったのか?
旅する吟遊人形師が、孤独な過去と向き合う物語。
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