Works
東京大学総合図書館所蔵の「百鬼夜行図」をもとに、全長5mの切り絵絵巻を制作しました。
専用アプリを使い、スマホやタブレットをかざすと、絵巻の中の妖怪たちがARの世界でいきいきと動き出します。妖怪の切り絵は、すべて一枚一枚手作りしています。墨汁で染めた紙から輪郭線を切り出し、色和紙を裏側から貼り付けて彩色しました。
妖怪たちのアニメーションは、もし本当に彼らが存在したらこんな風に動くだろうな、という空想をもとに、Live2Dで制作しました。現れた妖怪をタップすると、モーションが変化し、彼らの鳴き声や楽器演奏などを聴くことができます。
「切り絵」とは、瞬間を切り出して表現する技法です。Live2Dを使い、その切り取られた瞬間に命を吹き込みました。さらにARと組み合わせることで、動き出した妖怪たちの行進を現実世界に呼び起こすことを可能にしています。
絵巻特設サイトをPCなどで表示し、そこにアプリをかざしてもご覧いただけます。
妖怪達の可愛くてひょうきんな動きや鳴き声をお楽しみください。
使用言語・ツール
App: Unity(AR Foundation) , Live2D
Website: HTML5 / CSS / JavaScript